無農薬栽培のローゼルに触れる

11月の初めのことになりますが、無農薬の自然農法でローゼルを栽培されている農家の方の畑にお邪魔して、ローゼル摘みに行ってきました。

ローゼルは、ハイビスカスとも呼ばれるハーブティーの水色が真っ赤で綺麗なハーブ。

去年は10月が収穫時だったとのことで、ワクワクしながら向かいました。

ですが、今年の10月末は大きな台風や雨が多かったのもあり、正直、すでに残念な状態に、、、

そうだよね、これが自然だよね。

品質を均一に、生産量を一定にというのは、人のエゴ。

天候被害から生き残っているローゼルを一つ一つ、ありがたく収穫しました。

ローゼルといえば、タイに住んでいた頃も、ローゼルティーとして、カフェや屋台、レストランで年中頻繁に飲んでいました。タイ語では、ローゼルのことをガチアップ กระเจี๊ยบといい、ローゼルティーはナーム・ガチアップと呼びます。屋台やレストランでも定番ドリンクでした。

ローゼルは花が咲き終わったあとの萼(がく)の部分をハーブとして利用します。

水溶性アントシアニンの赤い色素であるヒビスシンや、クエン酸やリンゴ酸などの植物酸を多く含みます。

「酸っぱい=ビタミンCが豊富」と勘違いされがちですが、ローゼルにはビタミンCが豊富なわけではないです。よく、誤った記載を拝見します。

ビタミンCが豊富なローズヒップと組み合わせて、美肌のためや疲労回復などにハーブティーとしてお飲みになるのがおすすめです。

ローズヒップのビタミンCの働きで、ローゼルのフラボノイドの吸収を助けます。

たくさんとったけれど、カビが生えたりしていて食べれないものもあり、中から食べられるものを厳選。

がくから種を外します。

種の中。

ジャムと果実酒を作りました。

ジャムは酸味があり、さわやかな甘みが美味しい!

果実酒は、2ヶ月くらい経った、クリスマスの頃が飲み頃。早く味見したくて、うずうずしています。

ある日のランチ。

お友達が遊びに来てくれた時に、美味しいパンを買って持って来てくれたので、ローゼルのジャムをヨーグルトにかけてお出しして、好評でした。

クラッカーにクリームチーズと合わせてフルーツチーズのようにして食べるのも合いそう。とろみが少ないので、ソースのように使うのが良かったです。

ドライハーブからもジャムが作れますが、ドライハーブにはペクチンが少ないのか、とろみは出にくいので、ペクチンの補充、味の相性からもリンゴを加えてジャムにするのがおすすめです♪

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