【レポ】色を香りで表現する
昨日は、「NARD JAPAN認定アロマアドバイザー資格取得コース」の第6回でした。
第6回の実習は、きっとこのコースで1番楽しみにされている方が多いと思う、香水。
いわゆる「香水」と言う中にも、その香りの濃度の違いで、香水、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンなどなど。
香りの製品がたくさんあります。
この実習では、オードトワレを作っていきます。
この日の生徒さんはとても香水が好きだとおっしゃる方で、お好きな香水がたくさんありました。
オーデコロンの作成のために香りのイメージなどをできるだけ事前に考えてきてもらうようにしていますが、彼女は、ご自身の好きな香水に入っている香りを事前に調べてきてくださっていました。
中には、竹の香りなんて言うものも。
私も知らない香水もたくさんあった!
もう売ってないものもあるとおっしゃっていたけれど、どこかで嗅げたらいいのにな~と思いました。
自分のお気にいりにできるだけ近づけるためにも、イメージをいっぱい膨らまして欲しい。
そうは言っても、なかなか自分の感情だとか気分を言葉にするのは苦手とおっしゃる方が多いです。
私もその1人。
でも、難しいなぁと言っていても、なんだかんだみんなしっかりした思いを持っている。
それを引き出せて、言葉に紡ぐ力が欲しい。
昨日の生徒さんは一言目に出てきたのが「無色透明」でした。
今までに私が出会っていなかった表現。
黄色、ピンク、赤、オレンジ、緑だとか、まさに「色」と認識する色をおっしゃる方はとても多いですが、色がない透明感があるものが好きとおっしゃった。
さて、これ精油でどうやって表現していこうかなぁ。
話をしていると、柑橘、ハーブ、森林、ひんやりした感じが好きなどのワードも出てきたので、本人の直感と私の意見を交えながら精油を選びました。
生徒さんが選んだ精油は、レモン、ベルガモット、オレンジ・スイート、ジュニパー、フランキンセンス、ローズ、ジャスミン、サンダルウッド。
トップを多めに爽やかに仕上げていきました。
でも、シトラスが多いと、なんだか透明と言うより黄色だとかオレンジのような色をイメージする。
その透明感を出すのに役立ったのは、ジュニパーとフランキンセンスでしたね。
ジャスミンは濃厚でセクシーな香りになりがちだけど、ほんのちょっとだけ使うことで、しかもジュニパーと組み合わせることで、爽やかな香りが表現できました。
オードトワレの命名は、「クリアブルー」。
私は、思わず、「あれ?透明じゃなくて、青じゃないですか~!!」と言ったんですけれど、クリアブルーってそのクリアっていうところでやっぱり透明感を感じる香りですよね。
きっとクリアブルーとおっしゃる心は、青に近いわけじゃなくて、水の持つ青い色のような自然なうっすらとした限りなく透明に近い水色だったんだと思う。
夏にほしいさわやかさが体現できた香りになりました。
ちょっとずつ熟成して変化していく、オードトワレを楽しんでいただけたらなと思います。
今回も素敵な香りができました。
最近、香水のワークショップをやってほしいって言う要望を有難いことによく頂くんだけれど、どういう風に香水のレッスンするかっていうのは、コロナ禍の中ではなかなか考え所で、香りの確認のためにどうしてもマスクを外す必要があるし、複数人では難しいなと思っています。
マンツーマンでこそ実現できる、自分だけの香水のレッスンはとっても贅沢の時間で、自分と向き合える時間になる。
マンツーマンだと私とも十分な距離をとれるので、そんなワークショップを企画してもいいかなと思いました。
コロナが落ち着いてきたら、おととしまで私がやっていたような、みんなでワイワイ、季節に合う香りから自由に組み合わせてトワレを作るワークショップをまたやりたい!!
マンツーマンでじっくりも、みんなで作って嗅ぎあっこするのも、どっちも楽しいよね~~(^^)
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