【研修】短時間で植物化学は習得できない

先週土曜日は、NARDアロマテラピー協会のレベルアップセミナーでした。

天然物化学はNARDのカリキュラムにはあまり出てこないので、NARDのアロマインストラクターレベルを持っていても植物化学を学んでいないと、このセミナーは難しかったのではないかなと思いました。

けれど、先月、JAMHAのハーバルプラクティショナー試験を受けた自分にとってはとってもタイムリーな内容。

試験前にこのセミナーが聞けたら理解が深まったのに~と残念に思いました。

NARDは精油の化学を重視しており、カリキュラムに精油の化学があります。

精油は揮発性なので分子量が小さく、構造が割とシンプルな分子が多いです。

一方、ハーブの成分、フラボノイドだったり、アルカロイドだったり、分類が多岐。構造も複雑。

もっとも、これも規則性があって、覚えるのはとても大変だけれど、つながりが見えてくるとちょっと楽しい。

講師はNARDアロマテラピー協会の指田豊先生で、初めて先生のセミナーを聞いたのですが、引きだしの多さに感銘。

「植物化学は化学式だけ覚えても面白くない。脱線かもしれないけれど、おもしろさがないと。」と、様々な物質にまつわる「余談」がたくさん聞けました。

難しい植物化学のセミナーがおもしろく感じたのは、まさに指田先生の余談の力。

精油の世界も深いけれど、ハーブの世界も深い。

来年より、JAMHAのメディカルハーブ検定対応コース、ハーバルセラピスト取得コース、HERBAL Laboオリジナルのハーブティーブレンドスキルアップコースを提供すべく、現在準備中です。

ハーブの魅力を一人でも多くの方に共感してもらえるようにしっかりと準備したいと思います。

私も、指田先生のように余談の引きだしを蓄え中です♪

水道橋の会場のそばには、きれいに色づいたイチョウが。

いえ、「色づいた」のではないんですよね。

イチョウの紅葉は、葉っぱのクロロフィルという緑色の色素が分解されて、もともとの黄色が見えている状況なので「色が抜けた」なんですよ~~!

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