気象病には五苓散がすべてではない

ここ最近、気圧の変化と共に、頭痛、だるさ、胃部不快感などを感じる「気象病」のご相談が増えてきています。

春になり、雨の回数が増えるにつれ、「雨の前兆を感じて、頭が痛い」と来られる方が多くなりました。

ドラッグストアでは「気象病の漢方」として大々的に売り出されている「五苓散」ですが、気象病には絶対五苓散なのかというとそうではありません。

症状の違い、強弱により、処方を使い分ける必要があります。

ある雨の日。時間があったので五苓散を作りました。

病院やドラッグストアで使われる五苓散は、「エキス剤」と言われ、生薬を煎じた液体をデンプンに吹き付けて、粉薬に加工しています。

当店では、「散剤」と言われる状態の五苓散を扱っており、生薬を粉末に加工したもので、エキス剤より風味が強いです。

この道具は「ふるい」で、飲み口が滑らかになるように整えています。

散剤が飲みにくい方には、エキス剤をお出しします。

雨に左右される気象病は、台風が過ぎ去る9月頃までお悩みが続くことも珍しくありません。

気象病には症状が出ている時だけの対処でなく、継続した養生や漢方治療をすることで、お体が楽になります。あなたに合う気象病の漢方薬をご用意します。お気軽に漢方相談をご利用下さい。

🌿漢方相談について
オーダーメイド漢方は予約優先制です。お薬作成含め、初回50分、2回目以降30分程度頂きます。2回目以降は事前のご連絡で予めご用意できます。当日相談希望の場合は、店頭、お電話などでお問い合わせ下さい。商品購入のみはご予約不要です。

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