漢方相談例5『妊娠希望』
漢方相談の症例は、症状の改善が見られた患者様で、ご本人の了承を得たもののみ、ご紹介しております。
患者様背景
41歳 女性
主訴
不妊治療中のため、体を整えたい。
治療内容と患者様のご体調
初回来店:2023年7月。
1年前から不妊治療を始め、2か月前から漢方薬局で見立ててもらった、ご自身の体調に合わせた煎じ薬の漢方の服用を始めました。より通いやすい薬局をとお探しになり、当店にお越しになりました。体力はあり、食事のバランスを気を付けられ、運動も定期的にされており、生理も整っているし、特筆すべき体調の不調はありませんでした。ただ、現実に、特に目立った不調がないからといって、希望した時にすぐに妊娠できるわけではないのですよね。特に、30代後半からは徐々に生殖機能が衰えてきます。体外受精に備え、少しでも良い結果にしたいと、漢方相談を希望されていました。
当店にいらっしゃる前に服用されていた漢方でも体調が良くなっていたことも考慮して、妊娠に備えて、血を養い、体の血流を高める漢方薬をご用意しました。
7月にしっかり採卵ができ、無事に胚盤胞まで成長した受精卵があったので、9月に移植、10月に入り、妊娠陽性となりました。
7週に入った時点で、つわりが出始めて、煎じ薬の服用が難しくなり、廃薬としました。
その後、つわりのための漢方薬を試したいとのことで、粉でさっと飲める薬をお出ししました。飲みやすく、つわりは完全には治まりはしないが、気分が少し楽になったそうです。
健やかにご出産されることを祈っています。
妊娠に備えて服用する漢方は、まずは明確に不調がある場合には、そちらをターゲットに整えていきます。特に、血を作るものは食事。食事が適切にとれているか、胃の調子が悪くないかは重要です。また、冷えは大敵ですね。生活スタイルに合わせて煎じ薬と粉薬を選べるようにご希望を伺います。
当店の漢方相談の流れについては、 こちら をご参照くださいませ。