漢方相談例9『下腹部痛』
漢方相談の症例は、症状の改善が見られた患者様で、ご本人の了承を得たもののみ、ご紹介しております。
患者様背景
40代後半 女性
主訴
下腹部痛(スケール7)
治療内容と患者様のご体調
初回来店:2023年11月。
2年半前に、卵巣嚢腫、子宮筋腫の手術をしました。術後から、子宮のあたりが毎日じんわり痛く、程度は生理痛よりひどいくらいです。週に2回ほど激痛があり、毎日子宮や膣の不快感に悩んでいます。また、つい食べ過ぎてしまうことも困っています。
2年半前に、卵巣嚢腫と子宮筋腫の摘出術をされ、卵巣を1個とられました。術後、ホルモン治療を始めた頃から、子宮のあたりの痛みと、ひざの痛みが出てきました。ホルモン治療を終えてからは、ひざの痛みは回復されましたが、ちょっと動くたびに子宮のあたりが痛み、膣にも違和感があることに悩んでおられました。
筋肉の引き攣れを和らげて子宮の痛みを取る生薬、子宮の血流を改善する生薬などを入れた煎じ薬をお出ししました。
1週間後の来店時、激痛が1回あったものの、他の日はじんわり痛いくらいで、すでに楽になっていることを実感されました。
さらに1週間後、痛みは全然なくなり、少し違和感があるのみとなりました。また、過食傾向を相談したことで、自分の食事内容を見直し、食べ過ぎることが減ったそうです。
その10日後、違和感もさらに軽くなり、お薬を減らしながら過ごされていましたが、ぶり返すことはありませんでした(スケール0.5)。この時点で終了とし、また痛みが強くなるようなことがあれば、また相談していただくようにお願いしました。
当店をご利用頂き、ありがとうございました。
当店の漢方相談の流れについては、 こちら をご参照くださいませ。