ヒルドイドの乱用に待った!

SNSでもトレンド入りしている「ヒルドイド」のワード。

(マルホ株式会社のWebサイトより)

 

2017年10月6日に健康保険組合連合会が、提言を出しました。

 

政策立案に資するレセプト分析に関する調査研究Ⅲ
平成29年9月 健康保険組合連合会

http://www.kenporen.com/include/outline/pdf/chosa29_01.pdf

特に、薬剤師としての立場からは、課題1のお薬手帳問題、課題3の保湿剤問題が気になりましたが、今日のブログでは、保湿剤の提言を取り上げます。

【政策提言】

•外来診療において、皮膚乾燥症に対して保湿剤(ヘパリン類似物質または白色ワセリン)が他の外皮用薬または抗ヒスタミン薬と同時処方されていない場合には、当該保湿剤を保険適用から除外する

中長期的には、海外の保険収載の状況や一般用医薬品の流通の状況等を踏まえ、保湿剤の処方そのものを保険適用外とすることも検討すべきである。

•上記の政策を実施した場合に削減が見込まれる薬剤費は、前者では年間約93億円、後者では年間約1,200億円と推計される。

皮膚の乾燥のために処方される場合、「ヒルドイド」や「ワセリン」を他の皮膚治療薬や、抗ヒスタミン剤などと同時に投与しない場合には、保険適応外にするべき、っていう案を提言したということ。

私個人としては、ようやく?っていう感じの対応。これは実現化しそうだな、と個人的には思います。

 

ヒルドイドといえば、特にヒルドイドソフトですが、人気のモデルさんとか雑誌とかで、「保湿効果がすごい」、と話題になり、ここ数年、人気のクリームでもあり。

健康保険を使って、病院を受診して、美容目的に使うっていう。

どこがどうなって、「アンチエイジング効果」があるの?

もちろん、薬の説明書である添付文書には、そのような言葉は見当たりません。

市販薬や、化粧品等で解決できるのに、乱用ともいえる状態が長く続くわけない、というのは、薬剤師の中でも共通の認識でしたよ。

お子様の乳児医療保険を使って、親が使うものを無料で処方してもらう、なんていうこともよく聞きますから、、、

アトピー性皮膚炎の方などにはガイドラインで使用を推奨されているので、「いつか本当に必要な人が使えなくなると困るね」と話題になっていたんです。

ヒルドイドの有効成分の「ヘパリン類似物質」配合入りのクリームは市販でも多く販売されているので、どうか、自費で買って下さい。

「保険でもらえば安い」の意味を考えないと。

美容クリームがタダで手に入る目先の話と、健康保健の存続という長い目で見る話。

医師の方もたくさん処方するのを考えてもらえるといいですね。

(自由診療の美容皮膚科で保険適応外処方するなら問題ないですのですが、、)

分析対象データにおける「皮膚乾燥症のみの患者に対するヘパリン類似物質の単剤処方」薬剤料は10億円強(2年分)である。

皮膚の乾燥だけの目的で、1年で5億円、、、

今回の提言は、今後、保湿剤は保険適応外にするべきという意見も入っています。

いずれこの流れになっていくでしょうね。

高齢化社会で、高齢者の方の医療費がとんでもないことになっていますし、健康保険には余裕がない。

 

話題になっているのは、特に、ヒルドイドですが、ワセリンも対象ですよ。

ワセリンは薬局で買っても安いですけれどね。

ヒルドイドもワセリンも使用実績が長く、一定の効果がある薬剤でいい薬です。

 

ちなみに、すでに「モーラステープ」などの湿布剤、テープ剤の乱用も問題になって、処方上限が設定された経緯があります。

これも、高齢者の患者様から、「1割負担だから、多めにもらって、部活をしている孫に分けている」と以前言われた時は、笑えませんでした。薬剤師からは、「処方された本人以外使わないで下さい。」とお願いするだけしかできないからです。処方した医師も、分け与えてるとは知らないかもしれない。

 

私個人としては、食事ができる健康な人への内服ビタミン剤の処方も切り込むべきだと思っています。

サプリメント感覚で処方してもらっている方、たくさんいます。美白目的のビタミン剤も。

 

こーやって、制度は破たんして行くんだな、っていうか、ヒルドイドソフトは、氷山の一角ですね。

 

アロマやハーブで、ヒルドイドソフトの代わりのものを作るなら、シアバターに使いやすいとろみまでホホバ油などの植物油を加えて柔らかくしたクリームを作ってはいかがでしょうか?

シアバターに植物油を加えることで、肌に広げやすく、塗りやすくなります。シアバターは一度肌になじむと、ミツロウより軽いながら、ピタッとカバー力があるので、私も冬のハンドクリームには必ず入れる素材です。

もし、精油を入れたいなら、血液凝固阻止作用や、瘢痕形成作用を期待できるヘリクリサム精油をおすすめしたい。ヒルドイドも血液流動化作用を持ちます。

ヘリクリサムは、「イモーテル」とも呼ばれ、ロクシタンのお化粧品でも使われている、アンチエイジング、美容効果が高いと言われる精油です。

ただ、肌の状態が悪い場合には、精油の使用はいつもより慎重になり、ハーブウォーターでの保湿の後に、植物油のみでカバーのシンプルケアが一番だと思います。

 

今日のまとめ。医薬品の適正使用をお願いします。

 

※参考ウェブサイト

・「皮膚乾燥症にヒルドイドやワセリンのみ処方する場合、保険給付から除外せよ―健保連http://www.medwatch.jp/?p=16181

・政策立案に資するレセプト分析に関する調査研究Ⅲ
平成29年9月 健康保険組合連合会http://www.kenporen.com/include/outline/pdf/chosa29_01.pdf

・マルホ株式会社
https://www.maruho.co.jp/index.html

 

 

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