精油を入浴剤として使う方法と危険性

先日、初めてHERBAL Laboに来てくださった生徒さんとの雑談で、普段精油をどのように活用されているのか伺うと、お風呂に入れたりしているとのことでした。

重曹に精油を混ぜて、お湯に溶かしている、と。

私はちょっとびっくりして、「乾燥する冬に重曹を溶かしたお湯に入るって、肌が乾燥しないですか?」と、聞きました。

そしたら、「そうなんです!」と、去年よりも乾燥が酷くて困っていたそうで!

とあるアロマの先生に勧められたそうなんだけれど、そもそも、重曹がどういう物質か分かって勧めてないのではと心配になりました。

重曹とその性質

重曹は、ハウスクリーニングに用いられ、水に溶けにくいので、粉でシンクをクレンザーのように磨いたり、水に溶かして重曹水にして壁や床を拭いたりすることも勧められていますね。

私も定期的に家を重曹水でお掃除しています。

そこで、なぜ重曹が家の汚れを落とすかということですが、重曹を水に溶かすとその水溶液が弱アルカリ性になる性質を利用して、酸性の油汚れや、たんぱく質由来の汚れを落としやすくするそうです。

重曹は水に溶けにくいので、ぬるま湯以上の温度で溶かして重曹水を作ります。こうしてできた重曹水は、脱脂力が強いです。

弱アルカリ性なので、肌表面の角質を変性させます。

日本の温泉の泉質で美人湯と言われるものは、弱アルカリ泉で、角質をおとして、つるっとした肌触りにしてくれますよね。

私は重曹水を使って素手で掃除すると、手が乾燥すると感じます。

お風呂に入れる重曹の量はそれほど多くないと推測しますけれど、乾燥肌の方が、冬に毎日、重曹風呂に入っていたら、ますます乾燥が助長しそうです。

夏場の油っぽい季節、そもそも脂性肌の方には向いていそうです。

科学的なデータを持っていないので、どれくらいの頻度にすべきとはいいにくいのですが、肌が敏感な方は特に1週間に1度のスペシャルケア程度にとどめておいたほうがいいのではないかと思いました。スクラブやピーリングも頻繁にするものではないですので。

毎日良かれと思って重曹を入れてらっしゃったので、乾燥が落ち着くまで、重曹をお風呂に入れるのをやめるようにお勧めしました。

じゃあ、「バスボムを作る時に重曹を使うけど、それば大丈夫なの?」という方もいらっしゃるかも。

こちらはクエン酸で中和される部分もあり、重曹単体をお風呂に入れるよりは穏やかでしょうし、バスボムを作る際に保湿剤を加えることも可能ですね。

精油は水に溶けない

重要なポイントですが、重曹では精油を水に溶かすことはできません。

精油は、大量の植物から主に水蒸気蒸留法などを経て、成分を凝縮されたものです。

油に溶けやすく、水に溶けにくい、揮発しやすい、小さい分子(粒)の集まりです。

お風呂にそのまま垂らしても、精油が水に溶けることはほとんどありません。

書籍によっては、精油をお風呂に垂らして、よく混ぜると書いてあるけれど、細かくなって散らばるだけで溶けない(分散)ので、肌の表面に付着して、皮膚トラブルを招くことがあります。

具体的に、よくあるトラブルですが、精油の中でも人気ダントツのオレンジスイートやグレープフルーツなどの柑橘系の精油ですが、肌のピリピリ感などの刺激を感じやすくなる可能性があります。モノテルペン炭化水素類の分子が小さく、肌への刺激性があり、また、お湯の中で経皮吸収率が高まることによります。

柚子をお風呂に浮かべる柚子湯ですが、絞るとピリピリするなんて方いますよね。

同じ理由です。

精油を入浴剤にする方法

どうしたら、安全に精油をお風呂に入れられるでしょうか?

HERBAL Laboでおすすめしている方法を2つ紹介しています。

1)バスオイルで希釈

植物油や鉱物油と乳化剤を混ぜたもので、精油を水に溶かすことができます。

溶かしたお風呂の色は乳白色に。

(サムネイルの写真が古いですが、今はパッケージが白ではなく、茶色のものに変更になっています。)

一番風呂の残留塩素による刺激もマイルドになりますね。

また、そのままのお湯に入るよりも、肌の乾燥を防ぐことができます。

NARD JAPANではこの方法をすすめています。

私は主に、HERBAL Laboのレッスンでも使っているKENSOのバスオイルを買っているけれど、ドラッグストアでも無香料のバスオイルをよく見かけるようになり、たまに使います。

表記通りの使用量のバスオイルと精油5〜10滴を、200L程度のお風呂のお湯へ。

ただし、ただしアロマテラピー専用商品でないものに精油を混ぜることは、製品の安定性がわからないから、念のため、たくさん作り置くようなことは避けています。

2)植物油で希釈

ホホバ油、マカデミアナッツ油などの植物油10mlに、精油を5〜10滴混ぜて、お風呂に入れて、よくかき混ぜます。

これは、JAMHA(日本メディカルハーブ協会)のテキストにも載っています。

肌刺激を和らげる点ではよいのですが、ちょっとお風呂の床が滑りやすくなったり、人によっては肌がベタベタすると感じることがあります。

 

バスソルトやバスボムを作る際にも、バスオイルや植物油を使うとより肌に低刺激で安全になることが期待できますね。

お風呂という毎日の習慣でアロマテラピーに関するトラブルがないよう十分気を付けて頂ければと思います。

 

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