【コンサル例】更年期のつらい症状にハーブを取り入れたい
お客様お一人お一人のニーズに合わせた、アロマテラピーやハーブを提案し、アロマテラピーとハーブに触れるレッスン、「ハーバルコンサルテーション」の相談事例です。
ご紹介の快諾を頂いた例を記載しています。ありがとうございます。
ある日の相談内容は、「更年期のつらい症状にハーブやアロマを取り入れたい」でした。
更年期とは、閉経前後の10年間を指し、この間に、イライラ、めまい、吐き気、自律神経失調、などなど、さまざまな不快な症状に悩む女性が増えます。
これは、エストロゲンやプロゲステロンの分泌量低下やバランスの変化が原因と考えられています。
このお客様は、病院にかかられており、ホルモン剤、漢方薬を服用されていましたが、めまい、吐き気、下痢、のぼせ、冷や汗、イライラ、気持ちの不安定など、薬でも軽減はされているけれど、まだまだ辛さを感じているとのことでした。(病気が疑われる場合、HERBAL Laboでは診断はできませんから、まずは必ず病院へかかられて診断を受けてください。)
ホルモン剤、漢方薬、アロマテラピー、ハーブ。
更年期にセルフケアで取り入れられるものはたくさんありますね。
ホルモン剤は、更年期障害には標準的な治療の選択で、急激に分泌が減った女性ホルモンを補って症状を軽減します。
漢方薬は、体に流れていると考えられている、気・血・水の滞りを取り除いたり、不足を補ったりすることで、不調がおきている体質を改善していきます。
それぞれ体へのアプローチの仕方が異なります。
ですので、アロマやハーブにもっとなんとかならないかと期待されてくる方も多いのですよね。
色々お話を聞きながら、アロマテラピーやハーブを更年期にどのように取り入れるか、お話しして、アロマクラフトを作りました。
1)更年期ののぼせ、吐き気、イライラなどのためのティー
更年期でお悩みの方には、女性ホルモンのような働きをすると言われるハーブ、例えば、ブラックコホシュ、チェストベリーなども考えられるのだけれど、すでにホルモン剤を服用されているので、あえて外しました。
ホットフラッシュに使われるセージ、冷えのために血行を良くすると言われるイチョウ、体をあたためるリンデンフラワー、消化器の不調にペパーミント、イライラ対策にパッションフラワーをブレンドしました。
ご本人にもおいしいと言っていただけるブレンドとなりました!
2)お守りオイル
気持ちが不安定になったときに、気分を落ち着かせるために、持ち歩けるロールオンアロマを。
マジョラム、グレープフルーツ 、ペパーミントを選ばれました。
とてもすっきりした香りがお好きな方です。
3)バスオイル
冷えの軽減には、運動をして筋肉を増やし、普段から冷えやすい服装を避けましょう。
ぬるめのお風呂にゆったりと浸かることも体を温めます。秋冬の長風呂は、角質が取れすぎたり、セラミドが流れ出てしまい、乾燥肌を招くので、あくまでほどほどに。
副交感神経を優位にすることで、血行が良くなります。副交感神経はリラックスしていると優位に働くので、香りも良く、リラックスできる精油を選びました。
リトセア、マジョラム、ベルガモットを気に入られてブレンドしました。
4)トリートメントオイル
血行を良くするためには、体をセルフトリートメントしてあげることも役立ちます。
手技で血行を促進するだけでなく、好きな香りでリラックスできるのも大事。
ブレンドする精油は、シナモン・カッシア、オレンジ・スイート、フランキンセンスをお選びになりました。
飽きやすい性格で、、、とおっしゃっていて、いろいろな方法で取り入れるために、以上4つのクラフトをお作りになられました。
「ハーバルコンサルテーション」では、複数の使い方やレシピなどを提案しますが、いくつクラフトを作られるかはお客様でお選びいただけます。
今回はいろいろな香りのクラフトができたので、バリエーションもメリハリがついて、使うのが楽しくなりそうです。
人は効果があると言われると苦い薬も飲める、なんてこともあるので、嫌いな香りでも我慢することがあるかもしれないけれど、私はやはりアロマを取り入れる以上、心地よく使えるように出来上がりの香りにこだわる事は大事だと考えております。
また使い心地など、お聞かせくださいね。
薬剤師の「ハーバルコンサルテーション」は、お客様お一人お一人の体調やお悩みに合わせた香るライフスタイルを提案し、アロマクラフトやハーブの使い方、生活習慣の改善ポイントを学べるレッスンです。
マンツーマンでじっくりお話していきます。