妊活とコーヒーとハーブティー
「妊活中に、妊娠中にコーヒー、紅茶などのカフェインが多いものを飲んでもいいですか?」
よく頂く質問です。
私の答えは、条件付きでYESです。
問題はどれくらい飲むか、ということ。
すでに数々の研究結果があるように、カフェインには中枢神経を興奮させて、精神状態を興奮させたり、不眠になったり、呼吸を抑制したり、頻脈など、様々な作用を引き起こします。
また、カフェインは分子が小さく、胎盤を通して胎児に移行すると考えられるので、過剰摂取で、流産や早産を引き起こすとの報告がありますが、まだわかっていないこともたくさんあります。
日本ではカフェインの過剰摂取の基準が定められていませんが、WHO(世界保健機構)では1日の摂取量を300mgまでとしていて、アメリカでは200mgまでを推奨しています。
これは、コーヒーに換算すると1日2杯弱。
身近な飲み物のカフェインの量は次の通りです。
コーヒー 100〜150mg/1杯
紅茶 75mg/杯
緑茶やウーロン茶 50mg/杯
紅茶はコーヒーの半分、緑茶はコーヒーの1/3と覚えましょう。
少量のカフェインは、集中力が増加したり、リラックス効果があるとの研究報告もあります。
1日1杯までのコーヒーは、妊娠中に頑張っている自分へのご褒美にして。
アロマテラピーではその香りでリラックスできますよね。
コーヒーの美味しいカフェにいったら、やっぱり飲みたいですよね。コーヒーもいい香りを楽しみましょう。
カフェインは意外と身近な飲み物や食品、医薬品にも入っています。仲良く付き合いたいですね。
身近な飲み物では、お水はもちろん、麦茶、ほうじ茶がカフェインレス。
そして、ハーブティーは種類が色々あり、マテなどのカフェインを含むものや、妊娠中に控えたほうが良いものもあります。ハーブティーは、香りを楽しんでリラックスする意味でも、ビタミンやミネラルなどを補給するのにも、大変役立ちますが、偏って摂取するのは気を付けて楽しみたいですね。