【研修】皮膚はすべてを語る

NARDアロマテラピー協会のアロマテラピーセミナー2日目に出席してきました。

2日目のテーマは、「理想的な効力と有効成分を持つ精油によるあらゆる皮膚疾患への対処法」。

皮膚を感染症から守ったり、美容にアロマテラピーを生かすには、ということを学んできました。

※写真は、もうすぐ新発売の「ウィンターレモングラス精油」のチラシと、我が家のCymbopogon(キンボポゴン)3兄弟、パルマローザ、レモングラス、シトロネラ・ジャワ。ウィンターレモングラスのレシピもたくさんありましたよ!

皮膚は、人間の分化の過程で、脳と同じ外胚葉から発生しており、「皮脳同根(ひのうどうこん)」と言い、脳と皮膚は密接な関係があります。

スキンシップでリラックスしたり、ストレスで肌が荒れたり。

肌で感じたことを脳で感じる。その逆も然り。

誰でも経験のあること。

体の中にある大きな臓器というと肝臓を思い浮かべがちですが、皮膚が重量としては一番大きな臓器。

軽視できないですよね。

ニキビや水虫など身近な皮膚の感染症に精油を使うということ。

菌やウイルスに対しては、近代医学では耐性菌との戦いなど、大変な局面に来ていますが、精油は様々な香り分子(芳香分子)を持つことから、菌やウイルスが耐性を獲得しにくいと言われ、様々な大学や医療機関で研究が進められています。

ただ、肌に使うとなると、抗菌作用や抗ウイルス作用が強いばかりが歓迎されるわけでない。

それは、作用が強いものは皮膚を刺激する危険もあるから。

精油の持つ禁忌や注意を守って、安全なブレンドの組み立てが必要。

感染があれば、そこには炎症がある。

抗炎症作用や鎮痛作用に関しては、テルペン系アルデヒド類のシトラールを多く含むレモングラスと、エステル類のサリチル酸メチルを多く含むウィンターグリーンの作用機序のお話もありました。この精油たちは、シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)を阻害して、プロスタグランジンE2(PGE2)の産生を抑制することで、鎮痛作用や抗炎症作用をもつといわれます。

薬剤師の私にとっては、COX阻害薬や選択的COX-2阻害薬って、常日頃、調剤する薬なので、とっても身近な話で、精油がもっと身近に感じました。

今日も使ってみたいレシピがいろいろ。

水いぼ、ニキビ、大人ニキビ、火傷、、、

水いぼと言えば、昨年、息子がかかっていて、保育園でも特に注意することはないのですが、やはり見た目が気持ち悪いので、アロマテラピーでお手当てしていました。

これも、後日シェアすることにします。

2日間のセミナーで、最後の最後に気になったのは「ドレナージュ」。

毒素を体の外に排泄すること。

毒素って何? 具体的に毒素の物質名は? とか気になりますが(笑)

ドレナージュのための精油をブレンドして飲用して、体外に有害物質を出すこと。

実際に行ってみた友人の体験談や、ボドゥー博士の「ドレナージュ」推しを魅力に感じて、挑戦したいと思いました。

体の不調があると、薬だったり、サプリメントだったり、足しちゃう世の中だけれど、これからは引き算が大事だと思っているので、ドレナージュ論がびびっときました。

まずは、ロベジの精油を買います~~

ドレナージュは精油の飲用なので、私はブログにておすすめしません。

さて、たくさん勉強したので、本日のアロマバスの精油は~~~ベルガモット、リトセア、マジョラム。私、疲れてるな(笑)

精油の作用だったり、作用機序だとか、NARDの受講生や医療従事者でないと難しいようなことを書いてしまいましたが、、、

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