薬とリスクは紙一重
今日のひとりごと。
アロマテラピーを初め、自然療法にはまっている人たちのいう、「自然(天然)のものは安心、合成だから心配」って、何だろうって思っています。
化学肥料でなく、有機農法で育った、オーガニックのお野菜をたっぷり使ったランチ~~とか、私も大好きだけど。
(写真は、西荻窪のリゲンドウのランチ。)
天然のものは安心、なんて言いきれることなんて、絶対にない。
アロマテラピーは天然だから安心なんていう先生だったら、私は習わなかったなー。
合成のものだって、天然のものだって、メリット、デメリットがある。
その辺をしっかり知りたいし、教えたいと思っています。
今、耐性菌を生むと言われて問題になっている抗生物質だって、もともとは天然由来。
インフルエンザの異常行動の副作用で話題になっていたタミフルだって、中華に欠かせない八角というスパイスを原料にしていた。(今はもっと簡単に合成できるようになっています。)
鎮痛薬として今も生薬として使われるものの、保険金殺人に使われたことがある猛毒アコニチンを含む、トリカブト。
循環器系の疾患には欠かせないものの、閾値と致死量が近く、慎重な取り扱いが必要なジギタリス。
などなど。
薬になるのも、毒になるのも、扱い方次第。
アロマテラピーの有効性も危険性も理解した上で、楽しみたい。
そんなことを思いながら、知識のアップデートを続けています。