【レポ】第1回ハーブの遠足@ニイクラファーム
9/25。この所、雨が降り続く毎日でしたが、久々の晴天に恵まれました。
HERBAL Laboとして初めての、「ハーブに触れる遠足」を開催しました!
皆様、とっても食いしん坊の方が集まりました。
今回伺ったニイクラファームさんは、西東京市の田無駅から徒歩7分という、都市型農家。
住宅街の中に、パッと広がる農地。
西武新宿線の電車の音が聞こえます。
日本の農地の平均1.5ヘクタールほどの農地で、東京では広いほうに入るそうです。
150〜200種類の農作物を育てておられ、うち半分はハーブだそう。
正直、この広さでそんなにたくさんの種類があるの!!とびっくりしました。
ハーブは「ツマモノ」であり、一度にたくさん必要とされるものではないけれど、細かいオーダーが入るもの、例えば、見た目、大きさ、香りだったり。
都市近郊のハーブ農家さんは、様々なレストランからの需要があり、小ロットからでもこだわりのものが出せるからこそ、成り立つ商売だそう。
田舎のハーブ農家は、ラベンダー畑のように、景観を楽しんだり、観光客によるその場での消費、大量ロットで出荷して加工製品にする、など、全く役割が違う。
昨今、パクチーブームなど、ハーブが日本でも身近になってきましたが、絶対に受け入れられない人もいるというお話も印象的でした。
新倉さんは、日本に入り、歴史が短いものなので、食わず嫌いの側面もあるでしょうが、ハーブを受け入れられる体かどうかは、人により違うのだから、「嫌いなら嫌いでいい」という考えでした。
精油やハーブの効能を知り、効能から選ぶことも大事ですが、精油やハーブを日々使っていると、「ハマる」と感じるものが日によって違うことがあり、私は本能で選ぶことをとても大事にしています。
ただし、はまりすぎて、極端に使うことでアレルギーを引き起こさないように、あえてそのハーブを使わない期間も設けます。
本能に任せて精油を選びたい時、右脳が働くように、私は左手で精油を選ぶようにしています。思ってもみないような精油を取ることもあるけれど、意外とはまります。
さて、農園の様子です。
新倉さんの説明を聞きながら、ハーブの摘み取りも。
アップルミントにとまった、てんとう虫にほっこり。
新倉さんイチオシの、ベルガモットオレンジミント。
本当にベルガモット精油のような香りがします!これは、デザートや、なんといっても、モヒートに合うとのこと。
こちらの機材は、トレンチャー。
耕す範囲はとても狭いけれど、深さ1mも耕せる機材だそう。
元の土の上に、状態の良い赤土を運んできて、1m積んで、10年かけて、土壌改良したそうです。
樹齢30年のローズマリーは、触れるだけで、精油がたっぷり指につくほど。
他にも、レモンバーベナ、ローリエ、レモングラス、バジル、セージなど、いろいろなハーブを見せてもらいました。
新倉さん、貴重な体験をありがとうございました。
今回とても好評でしたので、リクエストがあれば、またHERBAL Laboの生徒様向けにも開催したいと思います。
観光農園ではないので、なかなか1人では行きにくいと思いますし、興味が同じ方たちと行くと楽しいですよね!
農園から、ランチへ。新倉さんのお取引先の「レストランけんぞう」さんにて、ランチしました。
写真がないのだけど、ジャガイモの冷製スープが美味しかった!
ポークフィレも!
お魚のスズキも美味しかったみたい。
なんとも楽しい遠足でした。
他にも気になる農園があるので、またこのようなツアーを企画したいと思います。
夕食には、いただいたハーブで、タイ料理のラープ・ガイサップ(鳥ひき肉の香味和え)を作りました。
大量のスペアミントで!
ベルガモットオレンジミントのモヒート、スペアミントのモヒート、パクチーのモヒート。
3種類飲み比べ!
どれも美味しかったけれど、ベルガモットオレンジミントは、独特の香りで、高級なリキュールみたい。
苦味が出るので、普通のモヒートのレシピの半分の葉の量にするのがオススメです。
ローズマリーのリースも作りました。
もっとたくさん葉があると、もっと豪華になりますが。
いい香り〜!!
料理に使って、余った茎と汚めの葉っぱ。お茶パックの袋にいれて、お風呂に。ハーバルバスにして楽しみました♪