お部屋がまるで高級ホテルのような香りに!アロマでリードディフューザーをDIY!

インテリアショップなどで大人気のインテリアグッズ「リードディフューザー」。

洗練された見た目と、素敵な香りで、ワンランク上のお部屋にしてくれます。リードディフューザーは、お店で売っているものという印象が強いですが、じつは簡単に手作りすることができるんです。作っている間にも香りに癒されますので、ぜひトライしてみてくださいね。

そもそも、リードディフューザーとは?

リードディフューザーとは、ガラス瓶に詰めた香りの液体に、ラタンスティックという液体を吸いあげる棒を刺すことにより、香りを空間に広げて楽しむものです。火を使わず、置いておくだけで、手軽に香りを楽しむことができます。しかも、見た目のインテリア性も高いので、お部屋をおしゃれにしてくれます。

リードディフューザーは、広い空間を強く香らせる力はありません。玄関、お手洗いなどのあまり広くない閉鎖された空間での使用が適しています。広い空間で使う場合には、人がよく通りかかるような場所に置いて、通り過ぎた時にふわっと立ち上る香りを感じて。

リードディフューザーを自分で作ろう!

実は、リードディフューザーは身近で買える材料で手作りすることが可能です。世界に一つだけの自分好みの香りのルームフレグランスは、お家で過ごす時間をより心地よくしてくれるはず。

リードディフューザーを手作りするメリット

1.自分の好きな香りを作れる!
2.材料費が安い!
3.見た目のアレンジが可能!

リードディフューザーの作り方

それでは、さっそく作ってみましょう。まず、用意するものは「無水エタノール」「(お好みの香りの)精油」「ガラス瓶」「リードスティック」の4つ。スティックの本数や気温などの条件によりますが、50mL程度作ると3週間くらい使えます。

<リードディフューザーの材料>
・無水エタノール
リードディフューザーのボトルに入れる香る液体のベースとして用います。揮発性が高いので、精油を拡散させることができます。ドラッグストアで購入することができます。

・精油
精油は無水エタノールの量の5~10%程度加えます。香る液体を50mL作るとすれば、無水エタノール50mLに精油を50滴~100滴加えます。香りの強さは精油の量、スティックを刺す本数で調節します。精油はアロマテラピー専門店などで購入することができます。

・ガラス瓶
お気に入りのガラス瓶を使いましょう。口が細い瓶のほうが、リードスティックが安定し、また香る液体が揮発しにくくなります。

・リードスティック
リードディフューザーに向いているのは、ラタン(籐)を素材にした「ラタンスティック」です。リードディフューザーが販売されているお店では、替えのスティックが売っていることが多いので、そういったものを用いるといいでしょう。竹串を利用するレシピも見かけますが、竹串はラタンスティックに比べ、目が詰まっているようで、香りの広がりがあまりよくありません。

<リードディフューザーの作り方>
無水エタノールに精油を加え、よくかき混ぜます。作った直後はアルコール臭が強いので、1日ほど置いて熟成させると香りが柔らかく感じます。上記の材料だけで作れますが、揮発を遅くするためには、無水エタノールの1割程度をグリセリンに替えて作ることもおすすめです。

香りを作るコツ ~精油の揮発度の違いを意識する~

精油の香りがすぐに消えると感じたり、逆に、長持ちすると感じたことはありませんか?精油は揮発する速度によって分類することができ、揮発する速度が速いものから順に、トップノート、ミドルノート、ベースノートという3つに分けられます。

精油で調香する際には、トップノート、ミドルノート、ベースノートをうまく組み合わせることで、香りに奥深さが出て、また時間とともに香りの変化を楽しむことができます。また、ベースノートに属する精油は、揮発しやすい精油と混ぜることで、揮発する速度を遅くする保留剤としても働きます。

・トップノート(香り立ちが早い精油)
オレンジ・スイート、ティートゥリー、ネロリ、ベルガモット、ユーカリ・ラディアタ、羅ベンダー・アングスティフォリア、レモングラスなど

・ミドルノート(香り立ちが中程度の精油)
イランイラン、ゼラニウム・エジプト、フランキンセンス、ペパーミント、ローズ、ローズマリー・シネオールなど

・ベースノート(香り立ちが遅い精油)
サンダルウッド、パチュリー、ミルラ、ベンゾインなど

リードディフューザーでは、トップノートとミドルノートで加える精油が香りの第一印象を決めます。ベースノートは加える精油全体の2割程度加えるのがおすすめです。

イメージカラーで表現する香りのブレンド例

香りは、“色”からイメージして作ることもできます。お部屋のインテリアや表現したいイメージに合わせて、リードディフューザーの香りをブレンドしてみてはいかがでしょうか。

<Yellow>
柑橘系の香りを中心にした、フレッシュな果実を連想する、元気になる香り!
オレンジ、ベルガモット、ネロリ、プチグレン、パチュリーをブレンド。お客様を迎える玄関に。

<Pink>
甘く豊かに香る、ムーディーなお花の香り!
イランイラン、フランキンセンス、ゼラニウム・エジプト、ホーウッド、ベンゾインをブレンド。ゆったりくつろぐ寝室に。

<Green>
大自然の中で深呼吸するような、癒しの香り!
ユーカリ・ラディアタ、ラベンダー・アングスティフォリア、ジュニパー、レモン、サンダルウッドをブレンド。清潔感を演出したいお手洗いに。

<+α:ドライフラワーのアレンジメントをプラス>
スティックと一緒に、ドライフラワーをあしらってみると、香りに加えてお部屋を華やかに演出できます。ぜひ、お気に入りの精油を組み合わせて、とっておきの香りのリードディフューザーを作ってみてくださいね!

この記事は、2019年2月に株式会社NTTドコモ様「ハジコレ」に寄稿させて頂いたものと同じ内容です。

https://hajicolle.smt.docomo.ne.jp/channel04/cat048/det001064.html

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