アロマクラフト作りに必要な道具
アロマテラピーでアロマクラフトを作る時に必要な道具について。
たまにお客様に、「メートグラスは必要?ビーカーだけではダメ?」と尋ねられることがあります。
アロマクラフトを作る時に、無水エタノールが◯◯mLとか、細かい指示がありますよね。その際に必要な道具は、メートグラスです。メートルグラスと呼ばれることもあります。液体を計り取るときに役立ちます。
「ビーカーにある目盛りではだめですか?」
自分自身で作って使うものなので、それはそれでいいとも思いますが、実は、ビーカーは攪拌する時の器として使う器具で、計量が目的ではないので、そもそも目盛りが目分量なんです!
右側のビーカーの「100」の目盛りの下に、「approx.」の文字。
これは「approximately」の略で、「おおよそ」という意味。
ですから、例えば、ルームスプレーを50mL作ろうと思って、ビーカーで目盛り見ながら、大体50mLにつくったはずなのに、50mLの容器から溢れる!!!なんてことが起こりうるのです。
スプレーくらいでしたらともかく、テクスチャーを大事にするクリームを作りでは、正確に量を計りたいです。
やはりメートグラスも持っていたほうが良いと思います。
店頭、オンラインショップにて、アロマテラピーやハーブのクラフト作りに使う器具を販売しています。
アロマはじめてセット(プラスチックメートグラス 20mL、ガラスビーカー 50mL、ガラス棒)
器具をこれから欲しいという方におすすめしているのは、この3点セット。
・ガラスビーカー(50mL)
・メートグラス(20mL)
・ガラス棒
これさえあれば、ほとんどのアロマクラフトを作るのに困りません。
あと、薬局で買うもの。
・無水エタノール
・消毒用エタノール
・精製水
日本薬局方で規定されるエタノールには実は3種類あります。
エタノール、無水エタノール、消毒用エタノール。
それぞれ、エタノールの濃度が異なります。
アロマクラフトの基材として用いるのが、無水エタノール、またはエタノール。
どちらもエタノール濃度が95%以上のものです。
消毒用エタノールは、使用する器具や手指の消毒用に使います。
エタノールは、80%前後の濃度が一番殺菌力が高いので、このあたりの濃度に希釈したエタノールを消毒用エタノールと呼び、消毒に使われます。
これらを揃えて、あとはお気に入りの精油を選ぶだけで、基本のキ、アロマスプレーができる。
基本のアロマスプレーの作り方
〜材料〜 全量50mL
・無水エタノール 20mL
・精製水 30mL
・精油 10滴
〜使用する器具〜
・ビーカー(50mL以上入る大きさ)
・メートグラス
・ガラス棒
・スプレー容器
〜作り方〜
1. 使う器具をすべて消毒用エタノールをスプレーして消毒しておく。
2. ビーカーに好みの精油をブレンドし、ガラス棒で混ぜる。
3. メートグラスで無水エタノールを計りとり、ビーカーに入れ、ガラス棒でよく混ぜる。
4. メートグラスで精製水を計りとり、4のビーカーに入れ、ガラス棒でよく混ぜてから、巣プレ0容器に移す。
完成!!
これで、お好みの香りのアロマスプレーが作れます。
アロマスプレーは空間毎に用意することで、玄関、お手洗い、寝室にふさわしい香りなどと、香りを自由自在に操ることができるのでおすすめです。