ハーブな帰省

12月初めの帰省で、絶対訪れたかった場所。

岐阜県各務原市にある「内藤記念くすり博物館」です。

製薬会社のエーザイの岐阜工場の隣に位置しています。

私の実家からは車で30分ほどの場所なので、近いのですが、一度も訪れたことがなく。

しかし、ハーブの勉強をすすめたり、JAMHAの協会誌での見学ツアーなどで見かけて、いつか行きたいと思っていました。

名古屋駅からJRで15分ほど、尾張一宮駅で下車。尾張一宮駅から名鉄バスで20分ほど、川島口へ。

この最寄りのバス停から、徒歩20分。

途中心配になるほど何もないのどかな場所。

でも、随所に看板が立ててあり、道に迷うことはないと思います。

てくてく歩いて、到着。

想像以上の規模でした。

洋館風の博物館、熱帯植物用の温室、薬草園。

展示物を写真に撮ったりしても大丈夫とのことでしたのでたくさん撮りましたが、写真をブログに載せてよいかがわからないので、こちらには載せないことにします。

エーザイとしての歴史が紹介されているだけでなく、日本の医学、薬学の歴史や資料、生薬の展示がたくさんあり、1時間ほどじっくり拝見しました。

特にやはり江戸時代は日本古来の漢方の衰退や、蘭学、ドイツ医学の流入など、目まぐるしく、医学、薬学か発展した時代なので、資料も多かったです。

入場料無料なのにとても見応えがあり、遠くても行った甲斐がありました。

学生の頃に見てもそれほど感銘受けなかったかも。今行けたのもご縁ですね。

ご興味のある方は、撮ってきた写真や、購入してきた書籍をお見せできるので、教室でご覧ください。

薬草園は残念ながら、冬なので、越冬するハーブがちらほら緑として残っているくらい。

でも、夏季はハーブのワークショップや摘み取りのイベントもやっていたり、冬季もしめ縄作りだったり、毎月イベントが開催されているようです。

温室は規模は小さいながら、身近な薬用植物や珍しい薬用植物と遭遇しました。

薬剤師なら身近な、ニチニチソウとセイヨウイチイ。

ニチニチソウは園芸用で花壇によく植えられていますが、抗がん剤のビンクリスチン、悪性リンパ腫の薬のビンブラスチンが発見された植物。

セイヨウイチイは、同じく抗がん剤のパクリタキセルが発見された植物。

そして、クリスマスの香りといえばの、フランキンセンス、ミルラ。

キリスト生誕の際に、東方の三賢者が、黄金、フランキンセンス、ミルラを持って訪れ、キリストはフランキンセンスを選んだエピソードがあります。黄金は偉大な商人、フランキンセンスは偉大な預言者、ミルラは偉大な医者のシンボルとされます。

フランキンセンス。

ミルラ。

どちらも中東で実際に生えている写真を見たのに比べると、ほっそりですが、実際に見れて嬉しかった。

さて、帰ろう、というか実家に向かおうと思うと、実家方面にいく全然バスが来ない。

1時間に1本以下の本数です。

なかなかのアクセスの悪さですが、ハーブのお勉強をされている方などは、特に楽しめるはずです♪

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