漢方相談例7『慢性蕁麻疹』
漢方相談の症例は、症状の改善が見られた患者様で、ご本人の了承を得たもののみ、ご紹介しております。
患者様背景
30代後半 女性
主訴
慢性蕁麻疹
治療内容と患者様のご体調
初回来店:2023年10月。
ここ数年、半年に一度ほど、首から上に蕁麻疹が出て、それが1~2か月くらい続き、かゆくてつらいです。以前は、皮膚科で、抗アレルギー剤の内服薬と、ステロイド外用剤をもらって使っていましたが、すっきりはしないし、ずっと使うのも抵抗があるので、漢方を試してみたいです。
9月初旬からすでに1カ月も蕁麻疹の症状にお悩みでした。赤みがあり、膨らみはそれほど大きくないけれど、かゆみがあるので、気になって触ってしまうとのことでした。
肌の表面に溜まった水分を動かし、肌表面の熱をとる漢方薬を1週間お出ししました。
3日間は全く変わらなかったようですが、4日目からすーっと引き、来店時、スケール評価(10段階で10が悪い方)で8とおっしゃっていたのが、1週間後には2となりました。
もう1週間分お出ししましたが、もう全く気にならず、お薬は途中から必要なかったとのことでした。「こんなに早く効くとは思わなかった」と驚いていらっしゃいました。
今回お出ししたお薬は、標治といって、今強く出ている症状に速やかに働きかけるためのお薬で、蕁麻疹が出やすいという体質を改善するためには、別のアプローチや時間も必要になりそうです。とはいえ、半年に一度という頻度からしても、また蕁麻疹が出た際に服薬すればよいのではということになり、治療を終了しました。
当店をご利用頂き、ありがとうございました。
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