容器の再利用

生徒さんからよくいただく質問に、「精油が入っていた瓶や、クラフトを入れていた容器は再利用できますか?」というのものがあります。

サステナビリティを考え、私もできるだけ再利用したいと考えていますが、衛生的に使い捨てるものもあります。

再利用する容器の例

1.精油が入っていた瓶、トリートメントオイルが入っていた瓶

ガラス瓶の場合、しっかりと洗いやすいので、においが残りにくいです。一方、ドロッパーとキャップはにおいや色が残ってしまうことが多いので捨てて、新しいキャップを使います。キャップは必ずしも手に入らないことがあります。精油と無水アルコール、竹串を使って、ミニディフューザーにしても楽しいです。

2.クリーム容器

口が広いものだと洗いやすく、便利です。ガラス製のもののほうが油汚れが落ちやすく、再利用に向いています。

3.スプレー容器

本体のにおいはとれやすいものの、ノズル部分はどうしてもにおいが残ります。洗った後に、消毒用エタノールを入れて、スプレーを繰り返すことで、多少緩和することができます。ノズル部分だけ、別売りで買えることもあります。

再利用しない容器の例

1.ロールオン容器

ロールオン容器は、油を入れますし、容器自体が細いのでブラシが入れにくく、ロール部分もきれいにしにくいので、使い捨てます。

2.リップクリーム用スティック

形状からしても、洗いにくく、また、口元に使うもので、雑菌が体内に入りやすい部位ですので、使い捨てます。

容器の洗い方

精油が少量残っている瓶には、無水エタノールを入れて、アロマスプレーやディフューザーの材料にしたりすると、瓶のべとつきが取れます。また、バスオイルを入れてもすすぎやすくなります。

40~50度のぬるま湯2Lくらいに、食器洗い洗剤小さじ1、重曹大さじ1程度を溶かします。その中に、汚れた容器を1晩漬け込み、翌日、ぬるま湯ですすぐだけで、油汚れが取れます。

そのあと、ガラス製のものは、煮沸消毒して、乾燥させて、消毒用エタノールを吹きかけ、乾燥させます。煮沸消毒できないものは、水気を切ってから、消毒用エタノールを吹きかけ、乾燥します。

スプレーのノズルには、水が残るので、消毒用エタノールを容器に入れて、何度もプッシュして、中もしっかりとすすぎます。

限られた資源ですので、容器一つにしても再利用できたら地球にやさしいですね。

以前に、古くなった精油を無駄にしない方法についてのコラム(→「古くなった精油の使い方」)を書いています。こちらもぜひ参考にしてください。

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