冷えのための養生
3月になったといえ、まだまだ急に冷え込んだりするので、冷え対策は欠かせないですね⛄️
冷えの漢方相談の例には、寒くて不快、頭痛・腹痛・腰痛・関節痛などの痛みが出る、頻尿になる、下痢をする、しもやけになるなどがあります。
冷えのための養生
1.暖かい装いをする
薄めの服を何枚か重ねると保温効果が上がります。体の大事な3つの首、つまり、首、手首、足首をしっかり冷えから守りましょう。首にはストールを巻いたり、ハイネックの服を。手が冷えやすい方は手袋を。足の冷えやすい方は保温性の高いウールの靴下も良いですね。
2.温かい食べ物を食べる
お料理の温度が高いだけでなく、体を温める性質がある温性の食材を取る量を増やすのもおすすめです。例えば、生姜、シナモンなどのスパイス類、鶏肉などの食材があります。
3.こまめに体を動かす
寒いとつい座ったままで長時間過ごしてしまっていないでしょうか。筋肉は熱を生み出す組織なので、特に、ふくらはぎ、太もも、背中などの大きな筋肉を、こまめに動かして、血行を改善させることを意識しましょう。冷たいお水は下に溜まりやすいので、足が冷えやすい方はむくんでいることも。むくみの一番の対策は運動です。腕を回す、スクワット、かかとの上げ下げ、足踏みなど、まずできることから始めてみて下さい。
上半身ぽかぽか!ハーブの手浴
血管が集中している手首を温めることでポカポカ!
寒くて肩が凝る方へ、手浴がおすすめです。手首と肩周りの血液循環を良くします。
<手浴の方法>
・熱湯 1L
・水 適量
・お好みのハーブ ひとつかみ
洗面器にハーブと熱湯をいれて、手を入れて少しだけ熱いと思う温度まで水を加えて、手首まで浸す。火傷に注意して行ってください⚠️
冷えのための漢方薬は様々ですが、冷えに随伴してどのような症状が出ているか、体質、食欲などを伺いながら、処方を決めていきます。例えば、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、当帰四逆湯、当帰芍薬散、加味逍遥散、呉茱萸湯、人参湯、真武湯、苓姜朮甘湯などを使うことがあります。
写真は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯です。
冷えは様々な不調を招きます。病気にはなっていなくても不快感を感じている場合、お力になれることがあります。冷えについての漢方相談は随時承っております。
🌿漢方相談について
オーダーメイド漢方は予約優先制です。お薬作成含め、初回50分、2回目以降30分程度頂きます。2回目以降は事前のご連絡で予めご用意できます。当日相談希望の場合は、店頭、お電話などでお問い合わせ下さい。商品購入のみはご予約不要です。