野心に向き合う本『天才』

中学~高校の頃、地元のFMラジオのZIP-FMを聞きながら、しょっちゅう徹夜して、本を読みふけっていました。

何年生の時だったかは覚えていないけれど、何冊の本を読んだかを数えていた年があって、1年間で読んだ本が300冊近かった。

上下巻ある分厚いサスペンスを一晩で読破したり。

勉強より、読書でした、笑。

上の子供を産んでから、本の細かい字を読むのをつらいと感じた時期があり、本を読むのが減ってしまったけれど、最近は、本が大好きな娘の読書量を見ていたら、なんとなく火がついて、2020年の目標の一つとして、「1年で100冊読んでみよう」と考えたのでした。

アロマやハーブの専門書で必然的に読まなければいけないものではなく、興味が向くものを。

いや、アロマとハーブ関連でも、買ったのに読んでない積読があるから、そちらもぼちぼち。

さて、2020年、最初に読み切った本。

#1 「天才」石原慎太郎著

どうしてこの本を読みたいと思ったかは正直忘れてしまったんだけれど、年初に読むのにぴったりだったかも、笑。

田中角栄氏の生い立ち~繁栄~最期までを、犬猿の仲といわれた石原慎太郎氏が、まるで自伝のように書いています。

貧しい家に生まれ、努力をしてきたところから、野心をもって前を向いて生きてきたところが、いろんなところで足をすくわれていく。

日本の近代史って、高校の世界史ではほんとに時間を割いていないので、全然知らないことばかりでしたが、自伝的な砕けた感じの口調で読みやすかったです。

日々の仕事に追われていたけれど、仕事をするには小さくたって野心がないとなぁ、自分は何のために頑張るのかなぁということを考え直すきっかけとなりました。

私が今、フリーランスでやっている、このアロマとハーブの仕事にしても、今の形態が最終形でなくて、もっと私の力を世の中に役立つ形で還元したいと思っています。

今のところは、未病でも相談できる、カフェみたいな薬局なのか、お店を持ちたい。

悩みも趣味も共有できる、香る癒しスペース。

「野心」は大なり小なり、生きるための力として必要。

「野心」があるというと、お金持ちになりたいとかそういうように思われることもあるけれど、自分が経済的に満たされることだけじゃないでしょ、と思う。

私の野心は、もちろん好きな仕事で経済的に成り立ちたいというのはあるけれど、私だけではなく、私のサービスの利用者の方たちが満たされることにもあります。

他人の野心をバカにする人は、野心がないことや自身の才能が生かせないことからの嫉妬なんじゃないかな。

それにしても、、、私はほんとに歴史のトピックは無知です。

高校の時は、先史時代から順に学ぶから近代史をしっかり学べなかったけれど、自国の文化、政治や経済を理解するためにも、ほんとは近代史ってしっかり時間を割いて勉強するほうがいいのでは?と思いました。

歴史は繰り返す、歴史から学ぶ、という意味で。

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