椿の色気と潔さ

よく散歩する、近所の井の頭公園で、最近楽しんでいるのは、椿の花。

椿というと、私は真っ赤な椿を浮かべるけれど、実際には椿はたくさん種類がある様子。

愛宕神社で出会った、私の中のステレオタイプの椿。

井の頭公園には、こんなピンクの椿も。

なんとも可憐な感じ。

これも椿かな。神田川沿いにて。

1輪で存在感があって、咲き誇り、盛りを過ぎると、首からぼとんと下に落ちてしまう。

古くは、武士の文化で、赤い椿が花ごと地面に落ちることが斬首と血しぶきを連想させると敬遠されたという文化もあったという。

だんだんと枯れてばらばらと花びらをこぼすより、私は、そんなところも椿がかっこいいと思う。

去り際は自分が知っている、みたいな。

3月の花の花形は、やっぱり桜だと思うけれど、椿にも日本古来の美しさを感じたい。

椿は伊豆大島、長崎などが有名ですが、椿油は古くから美容に使われてきた歴史があります。

私も使ったことがありますが、さらっとしていて、伸びが良く、においの癖も少なかったように思います。

椿油販売の「大島椿」さんのWebsiteによると、人の皮脂に含まれる、「オレイン酸トリグリセリド」を多く含むため刺激が少なく、髪や肌になじみやすく、においやベタつきがなく、酸化しにくいとのことで、扱いやすそうな植物油ですね。

普段、アロマテラピーのレッスンでは、ホホバ油やマカデミアナッツ油を使うけれど、椿油を使うのもおもしろそう。

オイルを使った美容がべたついて苦手という方も結構見かけますが、私が普段お勧めしているのは、入浴後すぐにオイルをすぐに塗る方法。

肌が粉をふいたように乾燥していたようなこともあったのだけれど、オイルを取り入れるようになってからは、そんなことは無縁になりました。

「大島椿」さんのWebsiteの、こちらのページ(⇒「大島椿の使い方」)に、基本的なオイル美容の方法がたくさん紹介されていたので、参考になるかと思います。

また、椿の実はこんなクラフトにも。

私が作った椿の実のリースです。

花の美しさから、美容に、手芸に、いろいろ楽しめる椿。

まさに、和のハーブじゃない?

街で見かけたらぜひ足を止めて眺めてみてくださいね。

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