漢方相談例22『鼻の奥と喉の痛みが続く』

漢方相談の症例は、症状の改善が見られ、患者様ご本人の了承を得たものを紹介しております。

患者様背景

30代後半 男性

主訴

・鼻の奥と喉の痛みが続く。(来店時のスケール 4。10になるほど程度が強い)

治療内容と患者様のご体調

初回来店:2025年11月。この症状が始まった時期:3週間位前から。

3週間くらい前に風邪をひいて、鼻水と鼻の奥の痛みが出たので、耳鼻科に行きました。薬を飲んだら3日ほどで良くなりましたが、再び、鼻の奥の喉の痛みが出始めました。病院では見た目は良くなっているので違和感もそのうち治るだろうといわれましたが、もう2週間以上治りません。

風邪をひいて、鼻水と、鼻の奥と喉の痛みが出たことで、抗生物質や痛み止め、去痰薬を処方され、改善したものの、再び、痛みが復活し、2週間以上も続いているというご相談でした。鼻水は当初は多かったものの、ほぼ出ていません。痛みがひどかった時に比べて、ましではあるものの、ずっと違和感があり、つらいようでした。

鼻の奥と喉の痛みに加え、乾燥がある。鼻の違和感が出てから、食欲が落ちて、胸も少し苦しい感じが残る。普段の体質として、めまいや立ちくらみが起きやすく、暑がりでもあり、お腹はひんやりと冷たく、頻繁にお腹を下す。

以上から、漢方の考え方で言う「少陽病」のステージにあり、柴胡剤が役立つ病と判断して、鼻という体の内側でありながら外気に触れる部分の炎症を取り、胃部不快感を軽減し、乾燥や熱感を和らげる生薬を含んだ漢方薬を1週間分お渡ししました。

1週間後に伺った際、飲んですぐに劇的に体調がよくなるというより、4日目で気づいたら痛みが取れ、食欲も回復していたということでした。

当店をご利用頂き、ありがとうございました。

風邪だけでなく、インフルエンザ、コロナなど、罹患された後に、すっきりと治らず、ずっと違和感を引きずってしまうようなことがあり、例えば、咳、鼻水、咳、嗅覚や味覚の違和感、不眠などのご相談を頂いております。後遺症となると時間がかかっていくことも多く感じておりますが、漢方薬が役立つことがあります。お気軽にご相談下さい。

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オーダーメイド漢方は予約優先制です。お薬作成含め、初回50分、2回目以降30分程度頂きます。2回目以降は事前のご連絡で予めご用意できます。当日相談希望の場合は、店頭、お電話などでお問い合わせ下さい。商品購入のみはご予約不要です。

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