転んだ時に漢方が役立つか?

先月のこと、夜ランニングしていたら、自転車とぶつかりそうになって転びました(泣)

Apple Watchは画面が割れてバリバリ!

骨折はなく平気でしたが、久しぶりに怪我をして、打撲と切り傷が痛かったです。

流石の痛みでしたので、怪我をした日には解熱鎮痛剤を飲みました。

実は、そういう時に飲む漢方もあります。

代表的なものは『治打撲一方』で、打撲の痛みを取るとされています。

江戸時代の医師の香川修庵が作ったとされる処方です。

漢方で考える血の流れの滞り(瘀血)をとる薬なのですが、下法(げほう)といって体内の余分なものを出していこうとする方法を使い、人によっては下痢を起こさせるくらい作用させていくことで痛みをとっていきます。打撲して数日たっても痛みが取れない時やあざが出てきた時に使います。何年も古傷が痛むような際にも使われることもあります。

漢方では体力があるか、ないかを重視して、薬を選んでいくのですが、「打撲やあざがある」という条件があれば、幅広い方に使うことができます。

妊娠中の方や、極端に体力が落ちている方、ひどい下痢をしている方など、この薬が向かない方もいらっしゃるので、別の選択肢が必要なこともあります。

打撲や捻挫には、治打撲一方の他、同じように、瘀血を取り除く働きがある薬(駆瘀血剤)である、通導散、桂枝茯苓丸なども用いられます。

使用前には専門家にご相談下さい。

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