アメリカ人参
お客様から、アメリカのウィスコンシンで作られているアメリカ人参のお茶を頂きました。

漢方薬によく用いる朝鮮人参(=高麗人参、オタネニンジン)とはまた違った品種です。
オタネニンジンは、韓国ではお料理にも多用されます。参鶏湯に入っていたりします。当店では、人参湯、柴胡桂枝湯などの漢方薬に使用しています。
頂いたものはお茶として飲むもので、2、3回お湯を注いで飲めるみたいでした。オタネニンジンは味見したことがあるけれど、アメリカ人参は初めて。朝鮮人参のように、うっすら苦く、ほんのり甘いお茶でした。
朝鮮人参は、『神農本草経』では「上品(じょうほん)」とされ、健康維持のために長く摂取しても良いものだとされていますが、現代では朝鮮人参は一般的にはかなり高価で高級なお品です!
朝鮮人参の効能は、「大補元気」とされ、体を温め、虚弱体質を改善します。
一方、アメリカ人参は、体を冷やす作用を持ち、ほてって熱がたまっているのを休ませます。
ですので、朝鮮人参を「陽の人参」、アメリカ人参を「陰の人参」と呼ぶこともあります。近い品種ではあるのに、違いが面白いですね。
また、どちらの人参もですが、「アダプトゲン」といい、ストレスの多い環境で適応していくための抵抗力を高めるハーブとして、伝統的に親しまれています。
ちょうどJAMHA(日本メディカルハーブ協会)の会報誌の最新号がアダプトゲンを取り上げていました。

アダプトゲンにはどんなハーブがあるか、どんな使い方があるかなど、来店の際にぜひご覧になってみてください。
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