山茱萸

3月の初め、井の頭公園を散歩していたら、山茱萸(サンシュユ)がとてもきれいに咲いていました。

「お茶の水」あたりに咲いていたのですが、そのあたりは毎年梅がきれいに咲くのは知っていたけれど、何年も近くを通っていても、山茱萸に気づいていませんでした。

山茱萸って漢字で書けますか?

私は前は書けませんでしたが、漢方を勉強するようになってから書けるようになりました!

「鬱」、「翹」などの字とかスラスラ書くと、お客様にたまに「難しい漢字を書かれるのね」って褒められます🤣

山茱萸といえば、初春の花。

春の生け花の花材などにすることもありますが、漢方家としてはやはり生薬としての興味が。

山茱萸の実は、生薬名「山茱萸」として、漢方薬に配合されています。

「腎虚」と呼ばれる症状に、熟地黄などと一緒に用いられます。腎虚の方が訴えやすい症状としては、加齢にまつわるもの、先天的な体の弱さを感じるもの、極端に疲労があったような場合などで、お手洗いが近くなった、足腰がだるい、疲れやすく汗をかきやすい、体が冷えるなどの訴えがあります。

山茱萸が配合されている処方で当店で使うのは、八味地黄丸、杞菊地黄丸、六味丸が多いです。

ただ、この3つの方剤は当店では、煎じ薬よりも「丸剤」としてお出しすることが多いので、生薬そのものの山茱萸の出番は少なめかなと思います。

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