ジェリービーンズのフレーバーにも地域性

昨年、娘がカナダに短期留学に行った際に、ジェリービーンズをお土産に買ってきていました。

40種もの味があって、さも美味しそうに見えたのでしょう。

ほんとに全部の味が入っているのか、並べたようです。

けれど、家族でワクワクして開けたのですが、全然口に合わず、、、

フルーツ系のものはともかく、バブルガム味、マティーニ味、ピニャコラーダ味だとか、、、?

買ってきた当人も「日本のグミの方が美味しい」とあまり食べずで、しばらく残っていました。

私も一緒に少しつまんだのですが、驚いたのが「リコリス味」!

ヨーロッパのお土産で、リコリスやアニスが入ったキャンディだとかクッキーなどのお菓子を食べたことがあり、現地では好まれる味なのだろうとはわかっていましたが、ジェリービーンズにも!!😂

「リコリス」といえば、普段、当店では「甘草」としてかなりの量を消費していますので、やっぱりそんな味見つけたら食べるでしょう🤩

味は、、、なんとも説明しにくい、、、甘い薬草、、、想像にお任せします😶‍🌫️

写真は「甘草」です。

甘草には実は色んな種類があり、ざっくり東北甘草(ウラルカンゾウ)と、西北甘草(スペイン甘草、ロシア甘草、ペルシャ甘草など)に分けられます。西北甘草は変種が多いです。

当店の煎じ薬は、東北甘草を使用しています。東北甘草のほうが甘みが強いです。

甘草は、適切な量であれば問題ないのですが、単なる甘味料ではなく、まれに「偽アルドステロン症」が起き、低カリウム血症や高血圧など重篤な副作用を引き起こす可能性もあります。

漢方薬は甘草を含むものがかなり多く(1日量で1.0~8.0gまで幅あり)、特にエキス剤(粉薬)を2つ以上併用する場合(甘草の量として1日2.5g以上になる場合)は注意が必要です。知らず知らずのうちに甘草を高用量で摂っていないか、気をつける必要があります。また、甘味料として市販の漬物やのど飴にも入っていることもあります。

では甘草が危険な薬なのかというとそうではなく、味を整える他、急に起きた痛みや炎症を押さえ、他の薬の作用とのバランスを取るなど、大変重要な役割があるので、欠かせません。

ハーブ名では「リコリス」と呼ばれ、おそらく欧米では西北甘草を使うことが多いのだと思います。甘味料として、抗炎症作用を期待して、また、アダプトゲンとして用いられます。

ある日、西荻窪のDeli Cafe Kikuさんのワインクラスに参加した際、ワインの香りの表現にも、リコリス臭という言葉が!!

どんな香りなのか、よくわからなかったです🫤

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