サステナビリティ
煎じ薬をお出ししている方で、少なくない数に尋ねられたこと。
「煎じた後に濾した生薬は何かに使えますか?」。
答えは、Yesであり、No。
お薬としての働きは1回煎じれば終わりです。
でも、香りがいいので、煎じ終わった生薬をお風呂にいれたという方も。
二番煎じでは、例えば、巷の薬草湯の入浴剤のように何かしらの効能は見込めないかもしれないけれど、香りがいいと感じるならそうしても大丈夫かと思います。布袋などに入れてお風呂に入れるか、再度煎じて濾した液を入れる感じですね。
私は、家にコンポストがあるので、土に返しています。
エキス剤(粉薬)に加工された漢方をお飲みの方では、そうしたサステナビリティというか、今お飲みの漢方薬にどれだけの生薬が使われているかを意識されることがないと思いますので、おもしろいなと思います。初めて煎じ薬を飲まれる方は、たった1日分のお薬でも生薬の量の多さにびっくりされることが多いです。
写真は、ある日の私の煎じ薬。二日分まとめて煎じた後の生薬です。

必要最低限で、最大限のキレを生み出す。
資源は有限。
生薬になる自然界の素材を無駄にしないよう丁寧に使うことを心掛けています。
🌿漢方相談について
オーダーメイド漢方は予約優先制です。お薬作成含め、初回50分、2回目以降30分程度頂きます。2回目以降は事前のご連絡で予めご用意できます。当日相談希望の場合は、店頭、お電話などでお問い合わせ下さい。商品購入のみはご予約不要です。